ロタラヤのオリーブオイルも取得をしている「DOP」
ヨーロッパ産のチーズやワインなどにもよく使われている認証マークです。
DOPとIGPは、偽物や偽造品から品質の良い食材を守るため、
EUによって商品保護の目的で作られた保証商標です。
今回は、DOPとは何か?またIGPとの違いとは何かについて、わかりやすく解説します!
1.DOPとは?
2.IGPとは?
3.DOP認証を持つロタラヤオリーブオイル
1.DOPとは?
DOPとは日本語で「原産地保護呼称」と言われます。
正式名称はイタリア語の「Denominazione di Origine Protetta」です。
農作物の生産過程の(栽培から、容器詰めまで)全てを特定の地域(ロタラヤの場合は「ハエン」)
のみで行ったことを証明する産地証明の商標です。
その農作物の生産環境について、気候や生産技術のみならず、地域の文化伝承も
審査基準に含まれており、EU各国の農林水産所管官庁指定認証機関による厳しい品質検査に
通過した農作物にのみ与えられます。
栽培から、最終的に製品化するまでの全ての工程が限定された地域でのみ行われているだけでなく、
その地域に根付いた、伝統的で特別な製法で生産されていること、また全ての生産工程を明確化することが義務付けられており、かなり厳しい水準であると言われています。
2.IGPとは?
一方、IGPとは「地域保護表示」と言われており、
イタリア語では「Indicazione Geografica Protetta」となります。
DOPマークと非常に似た青と黄色のマークが特徴です。
生産工程の全てを特定の地域でのみ行うことが義務付けられるDOPに対し、
IGP認証を取得するには、生産工程のうちいずれか一つをその地域で行われている必要があります。
そのため、DOP認証に比べると、比較的規格基準は厳格ではありません。
ヨーロッパ産の食材を選ぶ際の一つの指標としてぜひ参考にしてみてください。
3.DOP認証を持つロタラヤオリーブオイル
当店で取り扱いをしているロタラヤのオリーブオイルも、DOP認証を持つ商品の一つです。
オリーブの実の栽培から、梱包まで全ての製造過程をスペインのハエンという場所で行っています。
ハエンは、スペインでも最もオリーブオイル生産が盛んなアンダルシア地方に位置しています。
ロタラヤオリーブオイルの中でも、「ピクアル種」「ブレンド(ロイヤル種×ピクアル種)」
がDOP認証を取得しております。
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